症例18:頭痛、首・肩のこり、めまい、息苦しい、消化不良、PMS、生理痛、不安感

患者 22歳 女性 販売員 小平市

主訴と併発症状(頭痛、首・肩のこり、めまい、息苦しい、消化不良、PMS、生理痛、不安感)

15歳の時に受験勉強をしだしてからお腹の調子が悪くなり、高校時代は頭痛が起きるようになりました。

 

首や肩がこってくるとめまいも起こることがあり、PMS(生理前症候群)、生理痛もつらいです。

 

最近では、寝る前と朝起きた時に息苦しさを頻繁に感じるようになり、不安感も起きます。

 

病院へも行きましたが、これといった治療はなくて、薬を飲んでも特に変わりがありません。

自律神経所見メインデータ

自律神経を測定してみたところ、平均値(ミドリ線)の数値は30μA~50μ位なので、ギリギリですが正常なレベルと言えます。

 

それほど、大幅な異常値を示す経絡(ツボの流れ)の自律神経の乱れは見られないので、きちんと治療をすれば比較的早期に改善する状態だと思われます。

 

その中でも、自律神経の乱れがある経絡としては、H2心包経、H3心経、H5三焦経、H6大腸経、F2肝経、F3腎経、となります。

心包経の自律神経データからみる症状

H2(心包経)とは?

関連 臓 器:心臓・血管(循環機能)
関連 部 位:肩 胸部 上肢上腕

 

自律神経が抑制:低下↓の場合の症状
動悸(どうき) 貧血や手足の冷え   胸苦しい
睡眠障害(眠りが浅くすぐに目が覚める)
血圧の異常(多くは低血圧,低血圧的体質 ときに高血圧)

気疲れで頭がボーっとしている。気を使い胸が痛い。
眠りが浅くて夢をよく見る。早く目が覚め、後眠れない。

 

患者さんと関係がありそうな症状としては、

動悸(どうき)、胸苦しい、低血圧,低血圧的体質であると考えます。

心経の自律神経データからみる症状

H3(心経)とは?

関連 臓 器:心臓
関連 部 位:舌 肩

 

自律神経が抑制:低下↓の場合の症状  
動悸(運動時に多く安静時には少ない) 吐き気
まれに味覚・舌の異常  

心配事で食欲がない精神的な疲れがある。
不安感を感じることが多い。

 

患者さんと関係がありそうな症状としては、

動悸、吐き気、食欲がない、精神的な疲れ、不安感を感じる。などがあげられます。

三焦経の自律神経データからみる症状

H5三焦経とは?

関連 臓 器:リンパ管 泌尿・生殖(副交感神経)
関連 部 位:耳 肩 上腕上肢 粘膜

 

自律神経が興奮:上昇↑の場合の症状 

小便や発汗の異常 肩甲部や上肢に痛み・こり
微熱・悪寒   粘膜の異常 まれに耳なり,難聴,めまい

気の使いすぎで頭が重い。季節の変化に弱い。

 

患者さんと関係がありそうな症状としては、

肩甲部や上肢に痛み・こり、めまい、頭が重い。などとなるでしょう。

 

大腸経の自律神経データからみる症状

H6(大腸経)とは?

関連 臓 器: 大腸
関連 部 位: 皮膚 口・歯 肩

 

自律神経が興奮:上昇↑の場合の症状  

肩・肩甲部のこり・痛み  口の中(特に歯と喉)に痛みや異常、皮膚の異常(にきびや吹出物)、便通異常(下痢と便秘をくりかえす) 痔

 

患者さんと関係がありそうな症状としては、

肩・肩甲部のこり・痛みがあげられます。

肝経の自律神経データからみる症状

F2(肝経)とは?

関連 臓 器: 肝臓 生殖器(婦人科)(神経 睡眠)
関連 部 位: 眼 筋肉

 

自律神経が興奮:上昇↑の場合の症状 

筋肉痛・こり(腰,肋間,頚背部)
不眠(寝不足・入眠障害) 眼に異常 めまい・たちくらみ
気分不快(怒りっぽい) まれに肝臓の異常
婦人科(特に月経)の異常

 

患者さんと関係がありそうな症状としては、

筋肉痛・こり(腰,肋間,頚背部)、めまい・たちくらみ、気分不快、婦人科(特に月経)の異常が関係がありそうです。

 

腎経の自律神経データからみる症状

F3(腎経)とは?

関連 臓 器:副腎 腎臓 生殖器(内分泌)
関連 部 位:咽喉・歯ぐき・歯髄 耳
自律神経が抑制:低下↓の場合の症状

足腰の冷え 易疲労 精(性)力減退
集中力を持続する根気に欠ける 記憶力減退
喉(奥)・耳(奥)の異常 尿量減少

 

患者さんと関係がありそうな症状としては、

足腰の冷え、易疲労ではないかと思います。

健康情報からみる症状

自律神経の測定データからみる健康情報は?

 

H5(三焦経)興;上昇↑
気の使いすぎで頭が重い。季節の変化に弱い。

H3(心 経)抑:低下↓
心配事で食欲がない。精神的な疲れがある。
不安感を感じることが多い。

H2(心包経)抑:低下↓
気疲れで頭がボーっとしている。気を使い胸が痛い
眠りが浅くて夢をよく見る。早く目が覚め、後眠れない。

H6(大腸経)興:上昇↑
悩みがたまりやすい。
抑圧された気持ちを言葉などで発散できづらい。

F3(腎 経)抑:上昇↓
不安感が強く、おびえやすい。根気がない。
落ち着きがない。

F2(肝 経)興:上昇↑
不眠(寝不足・寝付きが悪い)。気分が不快
感情の爆発や、怒りっぽい傾向がある。

食事に関するアドバイス(食養生)

自律神経の測定データから、食事に関するアドバイス(食養生)を診てみましょう。

 

肩こり等の筋肉疲労は、乳酸,尿酸が増えておこります。
酢をとることで解消できます。特に米酢は3つの酵母が
作用して醸造される非常に効果の優れたものです。疲れや肩こりにお奨めします。
ビタミンB1は、エネルギーを作るための糖代謝に関わっていて、B1が不足すると老廃物の乳酸できます。B1は体内に貯蔵できませんので、毎日とる必要があります。

 

肝臓の働きを強める食品として、しじみが有名です。
肝臓が弱っている人は、高タンパク,低脂肪食品をとる
ことが肝要です。タンパク質は20のアミノ酸によって
組み立てられています。そのうち8種は人体では作れないため必須アミノ酸とよばれ、食物によって摂取しなければなりません。シジミは、この必須アミノ酸をバランスよく多量に含んでいます。メチオニン,シスチンのシジミに多いアミノ酸は強肝作用が非常に優れています。
ビタミンB12も多く含み眼精疲労にも効果的です。

 

以上、食養生の一部を紹介しました。

東洋医学を少しでもわかっていただきたくて

東洋医学って難しくてよくわからない!!

と、思うのはごもっとも。

そんなあなたに、少しでも東洋医学を理解するのにお役に立てばと思って、「わかりやすい東洋医学」のページを作ってあります。

~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
〒206-0031
東京都多摩市豊ケ丘1-61-1

ターマ・サンゴ3F
電話 0120-3739-77

10年以上苦しんだ病院で治らない頭痛、生理不順、生理痛が良くなりました

Q、当院に来られた時のお悩み、症状はどのようなものですか?

A、20代の頃から、ひどい頭痛がつづき何件も病院へ行きました。有名な頭痛専門外来の病院へも行きましたが、日々の頭痛からは解放されることがありませんでした。

生理不順も20代の頃から安定せず、婦人科へ何件も行きました。この数年間はホルモン注射することで、無理やり生理がおきるようにする辛い生活をしていました。

 

Q、通院されて、お悩みの症状はどのようになりましたか?

A、毎日おきていた頭痛は、通院するたびに発生する回数が減っていき、長引くことも少なくなりました。

通院して3ヶ月ほどすると、生理が自然と来るようになり、すごく驚きました。ここで治療を続けて以降は、薬やホルモン注射に頼らずに毎月生理が来るようになりました。

 

初めて治療する前は家族に「もう死にたい」と嘆く日々でしたが、最近は気持ちが前向きになって、仕事を辞めて2年経ちますが、「そろそろ、仕事しようかな。」という意欲が出てきました。

 

Q、同じような症状でお悩みの方に、メッセージをお願いします。

A、来院する前は、どんな治療院か不安でしたが、先生は優しく不安な私の気持ちを理解してくださり、毎回丁寧な治療をしてくれます。

どこの病院でも治らなかった不調が、ユナイテッド治療院に通ってからは、からだが改善していることが分かるようになりました。

 

O.M様 38歳 女性 多摩市

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

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