わかりやすい東洋医学の健康状態とは?

現代の西洋医学の考える健康とは、各種検査の結果が正常の範囲内であることを示しますが、

 

東洋医学では、陰陽のバランス、五臓六腑と経絡のはたらき、気・血・津液の巡りが、健康の指標となっています。

東洋医学は、バランス重視

東洋医学では、健康な心身かどうかを判断するのに、陰陽、五臓六腑、経絡、気・血・津液という3つの要素を指標として判断しています。

 

東洋医学で考える健康体とは、陰陽のバランスが保たれ、身体を構成する気・血・津液の量が充分で、よどみなく循環し、そして五臓六腑が協調的にはたらいている状態を指しています。

 

人体のあらゆる部分には、陰陽が存在し、その陰陽のバランスが乱れると、健康が損なわれていきます。

たとえば、陰が強くなるとからだが冷えて、その状態が長引けば冷え症などの不調で苦しみます。

 

また、気・血・津液と五臓六腑の働きには互いに大きく影響し合っていて、気・血・津液に過不足があれば五臓六腑のはたらきが低下していきます。その稼働率が下がると気血の巡りが悪くなります。

 

これらの三要素のバランスが乱れると、正気(からだの抵抗力)が弱まり、外邪(外部からの影響)やからだのなかにある病邪の勢いに負けると、病気が発症すると考えているのです。

健康なからだをつくる三大要素

1、陰陽のバランスが取れている

陰は静的、陽は動的なイメージです。

陰は痩せ、湿が多い傾向を示します。

陽が多いと興奮や熱が高まります。

 

今の医学的に考えると、陰陽は自律神経とよく似ています。

交感神経が陽で、副交感神経が陰です。どちらかが強すぎたり、それが続いたりすると体調が不調になります。

2、五臓六腑と経絡のはたらきが順調

五臓六腑と経絡が順調にはたらくと、脾・胃が気・血・津液の生成を活発におこないます。

 

また、それらの代謝は肝が促進させます。

3、気・血・津液の代謝、量が充分

気はエネルギーで、血は血液、津液は血液以外のリンパ液や滑液など体液全般のことをいいます。

 

気・血・津液が全身の経絡(ツボの流れ)を循環することで、各組織に成分を供給し、身体を養います。

まとめ

東洋医学で考える健康体とは、これら3つの要素のバランスが取れていて、体内の正気が満ちている状態を健康と考えています。

 

考え方が、抽象的、宗教的な面もあるかもしれませんが、古代の中国から2000年以上受け継がれてきた医術には、科学が進んだ現代医学では積極的におこなわない予防医学や養生訓など、人生を長い大きな世界観で捉えているのが、私にはたいへん興味深くて、面白いと感じるのですが、あなたはいかがでしょうか?

治療症例

«
»