自律神経治療症例

自律神経の不調専門治療院として、年間1,500回以上にわたり自律神経を測定していると不調の患者さんを大きく4つのタイプにわけることができます。

1、早期改善型

2、疲労困ぱい型

3、高ストレス陰陽逆転型

4、薬物カモフラージュ型

以下にそれぞれの特徴を簡単に解説していきます。

1、早期改善型

このタイプは、自律神経の測定数値の平均値(ミドリ線)がやや低い程度で、平均値のラインから上下にはみ出ている経絡(ツボの流れ)別の自律神経の数値にあまりバラつきが無いのが特徴です。

 

初期に測定してこのようなデータの場合、不調は比較的早期に改善する傾向があります。

治療難易度 ★★★☆☆

2、疲労困ぱい型

このタイプは、自律神経の測定数値の平均値(ミドリ線)が著しく低いのが特徴です。

 

どの経絡(ツボの流れ)の自律神経が悪いとかの問題ではなく、全体に低いのでまずは全身的に数値を上げるようにしていきます。

 

この状態は、肉体的にも精神的にも疲れ果てている疲労困ぱいな状態です。

焦らず、自律神経を調整していかねばならないので、治療期間はそれなりに長くなります。

治療難易度 ★★★★

3、高ストレス陰陽逆転型

このタイプは、自律神経の平均値(ミドリ線)はそれほど低くないけれど、上半身(H1~H6)の数値が低く、下半身(F1~F6)の数値が高くなる状態で、東洋医学の陰陽論からすると上半身と下半身の陰陽のバランスが逆になる陰陽逆転の現象です。

 

この、陰陽逆転は肉体的ストレスよりも精神的ストレスによって、自律神経が影響される場合が多く、特に消化器系に症状が出やすく、下痢や便秘が長引く傾向があります。

治療難易度 ★★★★

4、薬物カモフラージュ型

心療内科や精神科に長い期間通院して、複数の薬を服用し続けていても不調が改善されない患者さんによく見られる自律神経測定データです。

 

来院して問診で症状を聞くと、5つやひどいと20個くらいの不調を訴えて、話をするのも苦しいような状態でも、いざ自律神経を測定してみると意外と測定データは悪くなく、大きなバラツキもないデータだったりします。

 

これは、薬によって対処的にカバーされていて、本来の自律神経がカモフラージュされている状態です。

長年薬を服用していて依存の状態が慣例化してしまっている厄介なものです。

 

治療し続けて、本来の薬に隠れた自律神経をリセットすることから始めなければなりません。

どこかで決心しないと一生薬物に依存しなければならない人生になりかねません。

治療難易度 ★★★★★

自律神経失調症関連の症例

症例1:不眠、気分不快、食欲不振、肩こり、腰痛

患者 50代 男性 会社員 八王子市

【来院の動機】

会社に行っても何かイライラ、眠ることがなかなかできなくなって、心療内科へ行くようになりました。でも薬に頼らないで生活したいです。

 

症例2:フワフワしためまい、頭に血が行かない感じ、首・肩コリ、頭重感、PMS、生理痛

患者 25歳 女性 会社員 多摩市

【来院の動機】

何件も病院に行っても原因がわからない、頭に血が行っていないような感じでフワフワします。仕事以外にネイルの資格を取ってネイルをしているので首や肩が凄くこる気がします。生理痛やPMSも辛いです。

 

症状3:慢性的倦怠感、下半身の冷え、頭痛・肩コリ、胸の張り

患者 50代 女性 自営業 八王子市

【来院の動機】

30年位前から、疲れが取れなくていつも体がだるく、動くことがおっくうで行動することがなかなかできず辛い。

下半身はいつも冷えていて、初夏でもコタツを使用している。入浴してもすぐに冷えてしまう。

頭痛・肩こりも日常的で体のだるさと合わせて、一日に一つのことをこなすのもやっとな状態。

 

症例4:不眠、潰瘍性大腸炎、橋本病、倦怠感、胃腸不良等

患者 40代 女性 スタイリスト 世田谷区

【来院の動機】

17歳の頃から潰瘍性大腸炎と診断され、少し無理をすると腹痛で悩む生活をしていました。ひどい時は固形の食物が食べられずおかゆなどの流動食だけしか食べられない日が続きます。

 

症例5:慢性頭痛、腰痛、生理不順、生理前症候群

患者 38歳 女性 休職中 多摩市

【来院の動機】

23歳の頃から頭痛で悩まされ、近年は24時間365日頭痛で苦しむようになり、有名な頭痛専門外来へも行きましたが、サジを投げられました。

 

症例6:頭痛、肩こり、不眠、顎の緊張感、仕事や体調に対する不安感、全身の緊張感

患者 59歳 女性 自営業手伝い 多摩市

【来院の動機】

不眠症は20年前から症状が出てきており、10年前からは肩こりも慢性的になり、20代の頃に左膝にリウマチ症状が出て、4年前には乳がんで部分切除の手術を行っていました。

 

症例7:パニック障害、動悸、呼吸が浅い、肩こり

患者 70歳 女性 自営業 八王子市

【来院の動機】

パニック障害は3年前から発症し、2年半ほど前からは動悸が気になり呼吸が浅くなったようです。同時期から肩こりも慢性的になり生活に支障をきたすようになりました。

 

症例8:耳鳴り、頭痛、聴覚過敏

患者 67歳 女性 主婦 多摩市

【来院の動機】

10代から鼓膜が損傷し、耳の病気で入院や手術を行ってきました。

また、交通事故の経験も多く首(頸部)のダメージがよくありました。21歳時の交通事故では、脳に関する出血もあり3ヶ月も入院しましたが、重症な後遺症はありませんでした。

 来院する3~4年前位から、頭痛や耳鳴りが頻繁に起きるようになて、人が多く混雑した場所や音が大きく聞こえる所に行くと、特に症状が酷くなります。

 

症例9:胃腸虚弱、緊張しやすく興奮しがち、首・肩・背中のこり、心窩部の動悸、体力がない

患者 44歳 男性 会社員 八王子市

【来院の動機】

10年ほど前から胃腸虚弱で悩みはじめ、病院で検査をしても異常は特にないと診断されました。

心窩部に動機や圧迫感があり、首から肩、背中全体にこりがあり、最近は体力も落ちて、疲れやすく、イライラすることが多くなりました。2年前から胃腸を整える漢方薬を服用していますが、あまり改善がみられません。

 

症例10:不眠。胃痛、便秘、みぞおちの張り、体重減少

患者 57歳 女性 主婦 八王子

【来院の動機】

3ヶ月ほど前に親族と親の介護の問題でトラブルになってから症状が酷くなり、夜寝れない日が多くなり、便も3~4日に一度でるような便秘が続いています。

食欲はあるのですが、食べると胃が痛くなるのが怖くてお粥ばかり食べています。

気がついてみると体重が1年前は48キロだったのが、今は35キロになってしまいました。

~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
〒206-0031
東京都多摩市豊ケ丘1-61-1

ターマ・サンゴ3F
電話 042-400-5739

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