2023年くらいから人工知能(AI)の情報が増えてきました。
地上波のTVでは報道が少ないかもしれませんが、これまで経験したことのない速度で進化しています。
TVは営利企業の為、広告費を払うスポンサーや許認可を受けている国家の不利益になることや今では一部の視聴者のクレームに過敏になりすぎて公平で真実の報道ができる場面が少なくなってきています。
これはTVだけでなく、新聞等の紙媒体でもおきている事案です。
AIについて話を戻すと、今はテキストでのやり取りが基本ですが、近い将来キーボードではなく、会話型でのやり取りができるようになるでしょう。
これまで人力でやってきた情報入力・分析作業の速度や量が圧倒的に早く多くこなせることになり、こういった作業人員の削減は大いに予想されます。
現時点ではAI事業の収益化が少ないですが、AI事業を行う企業とコンサルティング企業が提携して収益化つまりどうやってお金を稼げるか模索し進行しています。
アメリカを中心としたハイテク企業とアクセンチュアなどのコンサルタント企業が手を組んで世界の企業に売り込みをかけて、事業の効率化が外資系の豊富な資金力で加速していくでしょう。
情報分野から研究・商品開発、金融資産、映像、出版、サービス業あらゆる分野の事業に時間の経過と共にハイテク・コンサル事業は関わってきます。それも経験したことのないスピードで訪れるのは明確です。
資本主義社会では、企業が経済を担っていて利益を追求します。
これは善悪の問題ではなく歴史であり現実社会の事実です。
コスパやタイパなんて言葉がありますが要は効率的な費用対効果が企業ではより最優先されていくことは予想されます。
では、これからの人間はどうしていけば良いのでしょうか?
一人で才能豊かで社会貢献するスキルがあり収益化が可能であれば心配は少ないでしょう。
また、親ガチャと言われるような膨大な資産家もこれからの人生ではお金の心配は少ないかもしれません。
しかしそのような人は非常に少ないことはわかると思います。
多くの人は規模の大小はあれど企業に就職して雇われていきます。
日本のサラリーマンの比率は約90%と言われます。
約90%の人は集団で収益を上げることを日々続けるのです。
その企業集団は収益率の為に効率的な費用対効果を取り入れます。それを無視した企業は衰退していきます。
やっかいなのはこの「効率的な費用対効果」は人にも適用されるということです。
例えば、自分が雇い主になったとして2人の従業員がいて1人人員削減しなければならなくなった場合その2人は同じ売上だったとします。
ただ2人には違いがあります。
A社員は毎日挨拶ができ、返事もして、ありがとうございました。と言える人。
B社員は挨拶しても返さず、返事もしない。ありがとうございます。なんて聞いたことがない人。
私が雇用主だったら迷わずB社員に辞めてもらいます。
仮にB社員がA社員のより売り上げが2倍でもB社員を選びます。
それはA社員には可能性を感じて好影響が期待できます。
B社員にはA社員の可能性は感じず、むしろ周りにストレスを与える気がするからです。
これは自分が10年治療院で関わった人からも感じますし人間力のない人はあまり関わりたくないものです。
AIやハイテク技術が進むにつれて企業や社会ではより人は人間力が重視されていくはずです。
今まで挨拶も返事も会話もしない社員だがスキルが高かったので我慢して雇っていた企業もAIやハイテク技術が進歩して人間力の低い人のスキルがカバーできれば集団としては排除していくでしょう。
今の日本企業は従業員を保護する観点で簡単に解雇はできませんが、アメリカ企業は違います。
どんなに儲かっていても不必要・非効率な人員が多いと判断した場合1000人単位で雇用を解雇します。
日本ではそんなことは起きないと言い切れますか?
私は近い将来法律も変更されてアメリカと似たような雇用制度が進むと思います。
こういった人間力は集団生活していく人にとって今後は最低限のスキル・マナーとして常識化していきます。
心配なのは小学生からの10代・20代はもちろんですが、30代以上の人も気がつくのが早い方が良いです。
40代以降でこういった人間力のない人は危険ですが最低限生活に困らない資産をお持ちの方は余計なお世話かもしれません。
人は他人から変えられることは出来ません。自分で気づけば変える事は可能です。
地上波のTVでは報道が少ないかもしれませんが、これまで経験したことのない速度でAI情報技術は進化しています。
皆さんご存知のMLBで活躍されている大谷翔平ですが、彼も人間力が素晴らしいからあれだけ支持され人気がありスキルも活かせて今があるのだと思います。
どんなに人並外れたスキルがあっても人間力に問題があれば周りから応援もされず成功も一時的になりがちなものです。
なぜ、会ったことも大谷選手の事をそう言い切れるのかというと1つの私の要因としては愛読書が「中村天風」先生だということです。
若いころから誰に勧められたかは知りませんが、愛読書を聞いた時は「やはり只者ではないな。」と驚いたものです。
私も15年位前から数冊購入して愛読しています。
「人見知りだから」と言い訳が通用する時代はもう終わりかもしれません。
最低限のコミュニケーションとしての
・挨拶
・返事
・感謝
が出来ない人は心配になります。
でもそれもその人の人生ですので大きなお世話かもしれません。
自分は最低限のマナーやコミュニケーションができる人間で良かったなと思う次第です。