今度は、パラリンピック平昌冬季大会です!我が、小池選手がんばれ!!

2015年9月に初めて当院へ来院されて以来、身体のメンテナンスでお越しになっている小池岳太選手が2018年平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピックにアルペンスキー日本代表として参加します。

 

小池選手は20歳の時、当時日本体育大学のサッカー部でゴールキーパーをされていた時に、オートバイを運転中事故に合い、左手に障害を負いました。

 

左腕の切断は免れましたが、神経系が数多く損傷した為、足から神経など移植する手術を受けました。

 

今でも左手の指は自由に動かず、痺れや違和感があり筋肉が付きづらく、右手と比べるとその太さは半分ほどです。

 

この事故で重症を負い、障害者となった彼ですが、本人に尋ねると意外と立ち直りは早かったと言います。

しかし、そうは言っても他人には決して分からない葛藤があったことでしょう。

 

小池選手が初めてパラリンピックの冬季大会に出場したのは、2006年トリノ大会からです。

トリノ大会のオリンピックでは、フィギュアスケートで荒川静香さんが、金メダルを取った大会です。

私も記憶によく覚えている大会です。

 

最初の頃は、パラリンピックを続けていく為の旅費や滞在費、道具代など負担を個人で賄っていたので、苦労が多く寄付・募金を募って活動費を捻出していたそうです。

 

その後は、JTBの関連会社の社員となり、日本代表として協会からも援助が得られるようになって、遠征費や活動費は賄えるようになりました。

 

2006年トリノ大会後は、2010年バンクーバー大会、2014年ソチ大会、そして2018年平昌大会と、4大会連続の出場が決まりました。

 

実は小池選手は、2016年9月にチリでの海外合宿の際、練習中に転倒して右膝半月板損傷の負傷をしました。

8月中旬に来院してその後、南半球への海外合宿があり、帰国は9月末と聞いていたので、予約の連絡があった時は、帰国が早まったのかな?と思った事を覚えています。

 

その後は、ドクターの治療はもちろん行いながら、当院でも治療しながら、早期の回復を目指しました。

治療やリハビリを行いながら、負傷した右膝とは関係ない特に上半身のトレーニンを数ヶ月行っていきました。

 

昨年後半から、本格的なトレーニングをを行えるようになり海外合宿にも参加し、昨年後半のワールドカップにも出場しましたが、思うような結果が出せないでいました。

 

やることはやりきって、後は選考会の決定次第でした。

早い選手は、昨年の12月には日本代表のメンバーに選出されいましたが、その後の2次選考、3次選考でも小池選手の発表はなく、今月2月中旬4次選考での決定となりました。

 

今回の2018年平昌大会で小池選手は5種目に出場する予定です。

3月5日に出発し、7日が予選で9日が開会式。

出場予定の競技スケジュールは、

3月10日 滑降

3月11日 スーパー大回転

3月13日 複合

3月14日 回転

3月17日 大回転

以上ですが、コンディションによっては、14日の回転競技を見送るかもしれないようです。

 

オリンピック程、テレビをはじめとしたメディアはパラリンピックを取り上げませんが、出場する選手の方々の行動や活躍は賞賛に値します。

 

パラリンピックに出場する世界中の選手が、人間の可能性、あきらめない精神、目標を持つ人生の素晴らしさを教えてくれ、勇気と可能性と希望を与えてくれます。

 

私は今回縁があって、小池岳太選手と出会いましたので、個人的に彼をもちろん応援しますが、パラリンピックに出場する日本選手、海外の選手も頑張って悔いないようにパフォーマンスを発揮して、人間って素晴らしく、そしてすごいんだということを世界中に見せて頂ければ嬉しいです。

 

がんばれ!小池選手!

がんばれ!日本!

がんばれ!パラの選手みんな!

 

~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
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