患者 35歳 男性 会社員 八王子
主訴と併発症状(息をするのがしんどい、フワフワしためまい、手のほてり、寝る前の貧血感)
3年前に母親が亡くなって大きなストレスを抱えてから、週に2回位の割合で、息がしんどくなる時があり、なかなか治まらない。
また、フワフワしためまいがあり、気温が低くても手がほてっていて気になり、寝る前は貧血のような感じなることがよくあります。
病院へ行って様々な検査をしましたが、特に異常は無いと言われました。
自律神経所見メインデータ
自律神経を測定してみると平均値(ミドリ線)の数値はとても良いです。
基礎的な体力や基礎代謝能力は充分なようです。
患者さんの悩まれる症状に関係が深そうな乱れがちの経絡(ツボの流れ)としては、三焦経(H5)と腎経(F3)ではないかと感じました。
他の経絡でも大腸経(H6)、胃経(F6)は気になるところです。
三焦経の自律神経データからみる症状
三焦経の関連臓器は、リンパ管、泌尿、生殖で副交感神経も関係が深いです。
関連部位としては、耳、肩、上腕上肢、粘膜となります。
三焦経の自律神経が上昇:興奮している時の症状としては、小便や発汗の異常、肩甲部や上肢に痛み・こり、微熱・悪寒、粘膜の異常、まれに耳鳴り、難聴、めまい。
患者さんの症状と照らしてみると、発汗の異常、微熱、めまいが関係しているようです。
腎経のの自律神経データからみる症状
腎経の関連臓器は副腎、腎臓、生殖器(内分泌)です。
関連部位としては、咽喉、歯ぐき、歯髄、耳となります。
腎経の自律神経が低下:抑制している場合の症状としては、足腰の冷え、易疲労(疲れやすい)、精力減退、集中力が続かない、根気に欠ける、記憶力減退、喉(奥)・耳(奥)の異常などがあります。
患者さんの症状である息苦しさは喉の異常が、めまいは耳の異常が関係しているかもしれません。
貧血のような感じというのも易疲労、精力の減退と関係がありそうです。
健康情報からみる症状
自律神経の測定データからみる健康情報としては、
《元気度》
代謝機能、基礎体力(抵抗体力)ともに良好です。
《ストレス度》
身体的バランスに顕著なゆがみはありません。
✩適度な運動は欠かさないようにしましょう。
(腎経)低下:抑制↓
不安感が強く、おびえやすい。根気がない。
落ち着きがない。
(膀胱経)低下:抑制↓
びっくりしやすい。
気を使いすぎる。くよくよする。
(大腸経)上昇:興奮↑
悩みがたまりやすい。
抑圧された気持ちを言葉などで発散できづらい。
(三焦経)上昇:興奮↑
気の使いすぎで頭が重い。季節の変化に弱い。
以上、健康情報の一部を紹介しました。
食事に関するアドバイス(食養生)
今回の自律神経測定データから食事に関するアドバイス(食養生)を見てみると、
ビタミンのB1、B2、B5、B12を摂取することを勧めています。
食物としては、とろろ、いちじく、納豆を紹介しています。
また、過食や飽食気味であれば、活性酸素:フリーラジカルからからだを守る抗酸化食品を紹介しています。
抗酸化に効果が高い栄養素は、カロチン、ビタミンCとEです。
以上、食養生の一部を紹介しました。
東洋医学を少しでもわかっていただきたくて
東洋医学って難しくてよくわからない!!
と、思うのはごもっとも。
そんなあなたに、少しでも東洋医学を理解するのにお役に立てばと思って、「わかりやすい東洋医学」のページを作ってあります。
~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
〒206-0031
東京都多摩市豊ケ丘1-61-1
ターマ・サンゴ3F
電話 0120-3739-77
動悸、息苦しさ、めまい、不安感で5年心療内科へ通院していました
Q、当院に来られた時のお悩み、症状はどのようなものですか?
A、自律神経失調症による、動悸、息苦しさ、めまい、不安感があり、心療内科へ5年通院して毎日安定剤を飲んでいました。
Q、通院されて、お悩みの症状はどのようになりましたか?
A、通院するようになってからは、息苦しさはほとんど無くなりました。
他の症状も体調次第で波がある時がありますが、症状が以前のように長引くことが無くなり、薬の量も減りました。
また、気持ちが明るくなって前向きになりました。
Q、同じような症状でお悩みの方に、メッセージをお願いします。
A、先生が丁寧に施術してくださり、優しく話を聞いてくださるので、通院が楽しみです。
K.K様 37歳 女性 相模原市 主婦
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。