初診時の良導絡自律神経測定データを見ると、平均数値が低く基礎体力や基礎代謝機能が低下し疲れが溜まっていることが伺える。

気になる経絡としては、小腸経、肝経、胃経などであり、主訴に対する適応経絡として治療しながら、全体的に数値を上げることが今後の体調改善に必要であると考える。

小腸経の自律神経の乱れでは関連症状として、

・頭痛（時に片頭痛）、頭重感

・五十肩、上腕痛、リウマチ

・下腹部の異常感（痛み、張り、熱感時に便秘）

メンタル面の症状としては、

・せっかちで働きすぎ。目がよく動く。ゆっくり食事ができない。

患者さんが訴える症状と合致するものが、

頭重感、五十肩なので治療経絡とした。

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肝経の自律神経の乱れでは関連症状として、

・筋肉の異常、足腰の冷え。

・たちくらみ、ゆううつ感、気力の衰え。

・眼精疲労、視力減退。

メンタル面の症状としては、

・ゆううつ、気力の衰え。

患者さんが訴える症状と合致するものが、

ゆううつ感、気力の衰えなので治療経絡とした。

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健康情報から見ると

《元気度》

代謝機能、基礎体力（抵抗力）ともに低下していて、過労状態です。

・三焦経↑

気の使い過ぎで頭が重い。季節の変化に弱い。

・大腸経↑

悩みが溜まりやすい。気持ちを言葉で発散できない。

・胆経↓

気が小さい。気疲れする。眠りが浅く熟睡できない。

・胃経↓

気が落ち込んでいる。ゆううつ。

治療４回目のデータでは、初回時に比べて平均値が上昇し疲労感、基礎代謝などの改善がされていると考える。

個別の経絡では、肝経・胆経・胃経の数値の上昇し改善傾向であると思われた。

患者さんの話でも、ストレスでよく飲酒していたのがそれほどお酒を飲まなくてよい感じで、睡眠状態も改善されてきたように感じる。と言われていた。

治療８回目のデータでは、初回時、４回時に比べて平均値が上昇し疲労感、基礎代謝などの改善がされていると考える。

個別経絡では、肝経の改善が著しい。胆経もかなり改善している。胃経の数値も改善されているのが分かる。

ただ、平均値はもう少し上がると、たいへん良好な状態になるので全体的な数値の上昇を考えて治療を続けることにする。

五十肩の状態はかなり改善されたように感じているようである。

治療１０回目のデータでは、初回時、４回時８回時に比べて平均値が上昇し疲労感、基礎代謝などの改善がされていると考える。

健康情報からも、代謝機能、基礎体力(抵抗力）ともに問題ない。と示されている。

患者さん本人も元気が出てきて、家事なども以前と変わりなく行えるようになってきたと言い、日中の眠気もあまり気にならなくなってきたようです。