症例4:不眠、潰瘍性大腸炎、橋本病、倦怠感、胃腸不良

患者 42歳 女性 スタイリスト 世田谷区

主訴と併発症状(不眠、潰瘍性大腸炎、橋本病、倦怠感、胃腸不良)

不眠と17歳の頃から潰瘍性大腸炎と診断され、出産後は橋本病(慢性甲状腺炎)と診断されました。

自律神経が乱れていると言われ、なかなか疲れが取れず、胃もたれもあります。

この2年間で2回の流産をし、今年の2月頃から症状が更に悪くなった気がします。

体重も約6ヶ月で4キロ減りました。

油物を食べたり、ストレスが増えると腹痛と下痢が酷くなります。

初診時の見立て

良導絡自律神経データを測定すると、平均値(ミドリ線)はかなり低めで、基礎体力や免疫機能が大分低下しているようである。

全身的に疲労状態であることが伺える。

その中でも、小腸経、肝経、腎経の数値の低さが特に気になるところである。

全体的に数値を引き上げると共に、先の3つの経絡の自律神経を重点的に引き上げる施術が必要と考えました。

小腸経からみる症状

小腸経の関連臓器は、当然ながら小腸となります。

関連する部位としては、耳、頭部、肩、上腕となります。

症状としては、

・頭痛(偏頭痛)、頭重感、後頭部のコリ

・下腹部の異常感(痛み、張り、冷感時に下痢)

・手足の冷え

・まれにめまいや耳鳴り、難聴

となり、特に腹部の異常に関しては関連が深いものと考えます。

肝経からみる症状

肝経の関連臓器は、当然ながら肝臓と生殖器(婦人科系)です。

関連する部位としては、眼、筋肉となります。

また、神経や睡眠とも関連が深い経絡です。

症状としては

・筋肉の異常、足腰の冷え

・立ちくらみ、ゆううつ感

・眼精疲労・視力減退

・気力の衰え

となります。倦怠感は筋肉の異常が関係すると思われ、神経、睡眠を司るので、治療するに重要な経絡と考えた。

腎経からみる症状

腎経の関連臓器としては、腎臓、副腎、生殖器(内分泌)となります。

関連部位は、咽喉、歯ぐき、歯髄、耳です。

症状としては、

・足腰の冷え、易疲労(疲れやすい)、精(性)力減退

・喉(奥)、耳(奥)の異常、尿量減少

・不安感が強い

・根気がない、落ち着きがない

となります。特に易疲労(疲れやすい)、精力減退は主訴と結びつきが強いと思われますので、調整が必要な経絡と考えました。

治療2回目の状態

初回の治療から1週間後に来院した際の良導絡自律神経測定データを見ると、平均値(ミドリ線)が20ポイント程度上昇しているのがわかります。

2回目の平均値でもまだ、基礎体力、基礎代謝、免疫力は低めで、過労な状態ではありますが、初回の測定データからすれば改善度は非常に良いと言えるでしょう。

初回時に重要視していた小腸経、肝経、腎経の数値も上昇しているのがわかります。

患者さんからの感想としては、不眠が改善してきた。

胃もたれも以前より良くなり、貧血気味だった症状も良くなった感じがすると言われました。

ただ、便に関してはまだ下痢気味だということでした。

治療4回目の状態

初回から定期的に1週間に1度来院され、4回目の良導絡自律神経測定データを見ると、平均値(ミドリ線)は順調に上昇し、基礎体力、基礎代謝、免疫力とも問題のない数値まで到達しました。

ただ、よく見ると手の経絡より、足の経絡、特に肝経、胃経が高めなので精神的ストレスがあるのではないかと思われます。

3回目の治療の際聞いた2回目の治療後の体調としては、下痢はするも食欲がある。腹痛の痛みは軽くなってきた。

入眠するのに時間がかかる。

とのことでした、今回3日目の治療後の体調を尋ねると、

家族でバーベキューに出かけ、お肉を食べると腹痛や下痢をしていたが、食べ過ぎたと思っても腹痛や下痢もなく調子が良かった。

不眠も改善してきたことを感じる。

と言われていました。

非常に順調な改善をされているようでした。

治療4回目の肝経上昇での症状

初回時は抑制されていた肝経の良導絡自律神経測定データですが、4回目では興奮気味になっています。

興奮気味の肝経の症状としては、

・筋肉痛、こり(腰、肋間、頚背部)

・不眠(寝不足、入眠障害)

・目の異常、めまい・たちくらみ

・気分不快(イライラ)

・婦人科系(特に月経)の異常

が挙げられます。

以上のことから、精神的ストレスによって感情が乱れつつあるのではないかと思われます。

また、油断していると不眠・入眠障害が再発する可能性も考えて治療しなければならないと思います。

治療4回目の胃経上昇での症状

肝経と同様に初回では、良導絡自律神経測定データの低かった胃経が4回目の測定データでは、少々高めになってきています。

興奮気味な胃経からみる症状とは、

・後頚部のコリ、食欲異常(大食や食物の摂取量が不規則)

・骨格や関節の変形や異常

・歯痛、唇の乾き、喉の痛み。咳(口の中の異常)

・食べることで、ストレスや欲求不満を解消しようとする。

治療8回目の症状

治療4回目の後、データに出ていた喉の異常、咳が出てきたとのこと。娘さんの風邪が原因のようでした。

大体週に1度の間隔で通院され、多少の数値の高低はあるものの症状は改善されてきたようでした。

ただ、体調が良くなり動けるようになったので、仕事を頑張ってしまったり、食べられることが嬉しくて食べ過ぎたりして、不調な症状が時々発症するようでした。

また、季節の変化、台風などの湿度の影響で風邪を引かれたりして体調が少し不安定になる時がありました。

7回目の治療後、富士のフェスに行かれてお疲れのようでした。

腹痛はあまりないようですが、最近忙しく睡眠不足気味で、疲れが溜まっている感じがあるとのことでした。

患者さんの感想通り、良導絡自律神経測定データも平均値(ミドリ線)が低めで過労状態であることが伺えます。

考察

複数の病気や症状でお悩みの患者ですが、きちんと定期的に治療を重ねることで、自律神経の測定データ的にも自覚症状的にも改善が見られるようになり、順調な改善が見られています。

よくあることですが、不調が長く続いていた人は、症状が改善されると嬉しくなって、頑張りすぎたりできなかったことをやりすぎたりしてしまいがちです。

この患者さんもそういった面があるので、注意を促しながら焦らず治療を進めていければ症状の改善が見込めると思います。

今は、中期の改善期の途中なのでこれから後期の改善期に向けて治療を続け、症状が安定してきたらメンテナンス期に移行できるものと思います。

東洋医学を少しでもわかっていただきたくて

東洋医学って難しくてよくわからない!!

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そんなあなたに、少しでも東洋医学を理解するのにお役に立てばと思って、「わかりやすい東洋医学」のページを作ってあります。

17歳から潰瘍性大腸炎で苦しみ悩む生活から、生きる自信が持てました。

Q、当院に来られた時のお悩み、症状はどのようなものですか?

A、難病指定されている潰瘍性大腸炎を17歳から患っていて、腹痛・下痢は日常的でした。

来院する1年位前からは、流動食しか食べられないくらいに苦しんでいました。

 

Q、通院されて、お悩みの症状はどのようになりましたか?

A、初回の治療が終わってすぐに、胃腸が音を立てて動き出したのが分かり、悪そうな便がたくさん出ました。

 

通院する度に、胃腸が軽くなっていき、からだの疲れ、眠気、憂うつ感が無くなっていきました。

3ヶ月程通院した頃、何年かぶりに固形の便が出て思わず感動しました。

 

体調が悪くなったら何とかしてくれる所があるというのは、生きる自信につながります。

 

Q、同じような症状でお悩みの方に、メッセージをお願いします。

A、難病で苦しんでいる人も、是非来てもらいたいと思います。きっと良い方向に導いていただけると思います。

先生の人生観も共感できて、生き方の勉強になります。

大崎 愛衣様 世田谷区在住 42歳 スタイリスト

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

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