自律神経の乱れている時は、悲しみは無理して抑えない

大切な人を失ったりした大きな悲しみは抑えない

しっかり悲しむことが、立ち直るためのプロセスになる

大切な家族や友人、恋人との永遠の別れにあった時は、たいへんな精神的負担になります。

きっと、息をするのも苦しいほど悲しみに打ちひしがれて、明日への希望も失いそうになるでしょう。

 

でも、人間の心には、この悲しみから立ち直る回復力がもともと備わっています。

大切なものを失った喪失感からの回復の過程は、「悲哀の仕事」と呼ばれ、心理学者のボウルビルは3つのプロセスで表しました。

 

① なぜ、失ったのか、失った現実に抗議する段階

② なんとか取り戻したい、しかし現実は不可能だと葛藤し、やがて絶望する段階

③ この段階に至ってやっと、失ったもの以外のものへと少しずつ気持ちが向き始めます。

 

このプロセスを経て、「悲哀の仕事」は終了します。

 

大切な人を失った時は、悲しみを抑え込んだり、無理に心のあり方を変えたりしないで、「心の自然」としてきちんと”悲しみを経験し尽くす”ことで、人は悲しみから立ち直り、しだいに元のような心の状態にもどっていくものです。

 

感情表現は無理して抑え込まない

悲しい時に涙を流して泣くなどの感情表現は、脳の指令による生理現象の1つなので無理して抑え込みすぎるとストレスとなって、自律神経のバランスに悪影響を及ぼします。

 

場合によっては、我慢しなければならない時もありますが、普段の生活では、素直に表現をしてもいいでしょう。

 

表現のしかたは人それぞれですが、その人らしい表現をしていきましょう。

~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
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