その治療院の先生は、国家資格を持っていますか?
これは、私の個人的な私見ですが、人のからだに関わる治療家は国が認めた国家資格を最低限持っているべきだと思います。
整体、カイロプラクティック、エステティックなどは国家資格ではありません。
名乗ってしまえば、明日からでも素人さんが「整体師です。」と言える世界です。
民間のスクールなどでセミナーや授業をして修了証を発行したりもしますが、明確な基準はありません。
しかし、鍼灸(はり師・きゅう師)、柔道整復師、あんま・指圧・マッサージ師には、国家資格があります。
これらの国家資格を取得するには、専門学校に最低3年間勉強し、卒業試験をパスしなければ国家試験を受験できません。
だいたいどの学校も3年間の学費は400万円~500万円、授業は月曜日から金曜日もしくは土曜日まであり、1日最低でも3時間の授業で、出席日数が少ないと進級できません。
また、前期・後期にには期末テストが各科目ごとにあり60点未満は再テストになり、再テストも不合格だと進級ができません。
医療類似行為者の国家資格を取得するのは、お金も時間も勉強も必要なのです。
こういった試練や経験を乗り越えるくらいの覚悟が、治療家には最低でも必要だと私は思います。
あなたは、どう思いますか?
国家資格はあくまで最低限の資格
世の中には、国家資格を持たないで「整体院」「カイロプラクティック院」「マッサージ店」を開業している場合は多いです。
あくまで慰安(気持ち良さ)を目的としているならばまだ良いかもしれません。
しかし身体的・精神的不調を改善させる治療などは別です。
国家資格程度の医療知識は必要ですし、人間の身体や心にまで関わる治療家として国家資格を持つくらいの覚悟や理念はあっていいと私は思います。
国家資格を持たないで改善させる治療家の先生もいます。でも少数です。
国家資格を持った治療家や医師でさえもいい加減な場合はあります。
「じゃ、どう判断するの?」と思うでしょう。
資格はもちろんですが、その他に推薦されている人が信用できるか?
ホームページに書かれている内容に信頼感・共感性が感じるか?
そういったところを判断材料にすることでしょう。
あとは、患者さんであるあなたが、どういう価値観の人間か?ということになります。