女性は、更年期という第2の人生を迎えるにつれて、女性ホルモン(エストロゲン)の減少等で、ホルモンバランスが崩れていくことがあります。
これが、更年期障害の主な原因です。
◇更年期障害の症状は自律神経の乱れから生じる多彩な症状を呈する、不定愁訴と言われるものです。
◇症状については個人差が大きく、複数の症状を感じる方も多いものです。
自律神経症状
- ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗)
- 手足の冷え
- 動悸 など
その2 精神神経症状
- 易怒性(すぐイライラする、怒りっぽい)
- 焦燥感(いつもあせっている、おちつきがない)
- 憂うつ感(不安、気分が落ち込む)
- 不眠(寝つきが悪い、寝てもすぐ目が覚める)
- 頭痛(痛み以外も重い感じ)
- めまい、ふらつき
その3 その他の症状
- 腰痛、関節痛、肩こりなどの運動器症状
- 易疲労感(疲れやすい、いつもだるい)
- 悪心(気持ち悪い)、食欲不振などの消化器症状
- 乾燥肌、かゆみなどの皮ふ症状
- 排尿障害(小便が出にくいなど)
- 頻尿(トイレが近い)、性交障害、外陰部違和感などの泌尿器生殖器症状
- 健忘(物忘れが多くなった
ご注意!
これらの症状は、一度に全て発症するものではありません。
変化したり、程度も一定しないことが多いです。
以上の症状の中でも、ホットフラッシュ、肩こり、腰痛、疲れやすいなどが気になる場合は、
更年期症状が始まった確率が高いと思われます。
50代 女性 患者さんの更年期障害の症例
更年期障害(自律神経失調)の症例
50代 女性 自営業
・疲れが取れなくていつも体がだるい。
・動くことがおっくうで行動することがなかなかできない。
・下半身はいつも冷えていて、初夏でもコタツを使用している。
・入浴してもすぐに冷えてしまう。
・頭痛・肩こりも日常的で体のだるい。
・一日に一つのことをこなすのもやっとな状態。
医療面接後に自律神経の状態を調べます
医療面接(問診)にて、悩んでいる症状を詳しくお聞きします。例えば・・・
・痛みとは、ズキズキなのか、ガンガンなのか?
・痛む場所はどのあたりか?
・めまいは、フワフワなのか、グルグルなのか?
・いつ頃から、その症状が気になり始めたか?
・どういう時に症状が出るか?朝か、午後か、疲れた時か、一日中か?
症状の状態、時期、タイミング、生活習慣、生活環境などは、治療するのに重要な手がかりになります。
計測した自律神経データによって不調の原因を探ります
両手足24ヶ所の測定点を使って、微弱な電流を流し、東洋医学の経絡(ツボの流れ)ごとの電流値を測り自律神経の状態を調べます。
この患者さんの場合は、自律神経データを測定すると、平均値(ミドリ線)はかなり低めで、基礎体力や免疫機能が大幅に低下しています。
いわゆる「疲労困ぱい型」の自律神経状態のようです。
データの中で、特に気になるのが大腸経、胆経、胃経の数値が低いことです。
今後の治療方針としては、全体的に数値を引き上げることを考えながら、この3つの経絡の調整が必要ですね。
胃経の自律神経低下による症状など
胃経の関連臓器は胃です。また良導絡では精神も司ると考えます。
関連部位としては、咽喉、口(口唇)、歯、乳腺、関節(骨格)などです。
胃経の自律神経の低下による主な症状は、
・肩コリ、便秘、胃部膨満感
・食欲不振、腹が鳴る
・あくびがよく出る、ゆううつ
・口唇の乾き、悪寒
胆経の自律神経低下による症状など
胆経の関連機能は、副交感神経です。
関連部位としては、眼・耳・筋肉・頭部となります。
胆経の自律神経の低下による主な症状は、
・眼の疲れ、めまい、立ちくらみ
・足腰の筋肉力の低下
・睡眠障害、気疲れする
ユナイテッド治療院の治療方法は?
岩盤浴療法によってリラックス
自律神経を測定したら、岩盤浴ベッドに入ります。
治療・施術の前に岩盤浴によってカラダを芯から温め、リラックスして副交感神経を高めて血流を良くして、ヒートショックプロテイン(熱性タンパク)を増やすことによって免疫力を向上させます。
整体・鍼灸によって治療を開始
岩盤浴ベッドでカラダを温めたら、いよいよ治療・施術です。
足には、ドクター・メドマーというエアー式マッサージ器を付けて、手技によってカラダの状態を確認していきます。
手技が終わったら、鍼灸(はり・きゅう)治療をしていきます。
事前に調べた不調の自律神経を適切なツボを使いながら鍼灸(はり・きゅう)治療で調整していきます。
治療・施術での大きな目的は、血流の改善です。
血液の流れが良くなれば、必要な栄養素や免疫成分、酸素がカラダに巡りやすくなり、不調の回復力が自然と向上していくものです。
治療の最後は、高気圧酸素療法
整体・鍼灸の施術が終了したら最後に酸素ボックス(O2BOX)による高気圧酸素療法を行います。
せっかく、整体・鍼灸でカラダの血液の流れが良くなったので、そこでカラダの細胞のエネルギー源である酸素をたくさん取り入れていきます。
酸素ボックス(O2BOX)によって、気圧を上げて酸素を供給すると、普通の呼吸では取り入れることが少ない「溶解型酸素」がカラダに多く取り入れられます。
この溶解型酸素は、小さな細かい酸素なので、カラダのすみずみの毛細血管まで届くので、カラダを細胞レベルから元気にして、新陳代謝や体質改善の効果が早まります。
長引く悩みは血流の不調からかも
ユナイテッド治療院の施術&設備を動画でご紹介
更年期による不調の治療後の感想
Q、今日はカラダのどこが辛かったですか?
A、今日は、肩と腰が痛かったです。
Q、岩盤浴に入って、整体・鍼灸・吸玉、を行って、最後に酸素BOXに入りましたが今はどうですか?
A、カラダがポカポカ温まって、全然楽になって、すごく気持ちがいいです。
Q、だいぶ、良くなったようですね。お疲れ様でした。
N.H様 八王子市在住 50代 女性 介護職員
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
更年期障害による自律神経の乱れから不眠、イライラ、めまい等がありました
Q、当院に来られた時のお悩み、症状はどのようなものですか?
A、更年期障害で自律神経が乱れたようで、不眠、めまい、気分不快(イライラ)、倦怠感、脱力感でこちらに来院しました。
Q、通院されて、お悩みの症状はどのようになりましたか?
A、ひどい時は、寝込むことが多くて家の中にこもりがちでした。
通院を続けるたびに、少しずつ体調が楽になり、自ら外出できるようになりました。
多少体調がすぐれなくても、もう寝込むようなことがなくなりました。
Q、同じような症状でお悩みの方に、メッセージをお願いします。
A、これからも、せっかく自分に合う治療院に出会えたので、からだを大切にするためにも通院させていただきます。
M.K様 多摩市在住 57歳 主婦
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
1、早期改善型
1、早期改善型
測定した自律神経データの乱れは少なく、平均値(ミドリ線)がそれほど低下していない比較的短期間で改善が期待できるタイプ。
治療難易度 ★★★☆☆
2、疲労困ぱい型
2、疲労困ぱい型
測定した自律神経データの平均値(ミドリ線)がかなり低下した、心身共に疲労が溜まっていて自律神経が活性していないタイプ。
治療難易度 ★★★★☆
3、高ストレス陰陽逆転型
3、高ストレス陰陽逆転型
過重労働、パワハラ、モラハラ、DVなど高ストレスによって測定した自律神経データのバランスが逆転しているタイプ。
平均値(ミドリ線)が低下していれば心身疲労も蓄積している。
治療難易度 ★★★★☆
4、薬物カモフラージュ型
4、薬物カモフラージュ型
不調が薬物でカバーされて測定結果に表れてこない。長年薬を服用していて依存の状態が慣例化してしまっている厄介なものです。
どこかで決心しないと一生薬物に依存しなければならない人生になりかねません。
治療難易度 ★★★★★