倦怠感、下半身の冷え、頭痛、肩こりなどで来院した患者さんの初見

50代 女性 数十年来の悩みを抱えて初来院

主訴

・いつも疲れて体がだるい。

・最近は特に下半身の冷えが常にある。

・頭痛・肩こりもある。

 

いつ頃から不調が始まりましたか?

・倦怠感は30年くらい前から

・冷えは1週間くらい前から特にひどくなった。

 

最もつらいのは、どのような場合ですか?

・疲労感がとれず、動くのがおっくうでつらい。

・下半身が冷えて、未だにコタツを使用。

・入浴してもすぐ冷えて、顔は熱くても下半身は冷えている。

自律神経を調べてみましょう

良導絡自律神経調整療法の測定器で自律神経の電流値を測定しました。

それぞれの経絡の測定値が低いことがわかります。

 

これは、基礎体力、基礎代謝能力が低下していることを意味しています。

簡単に言えば「過労状態」ということです。

 

その中でも、大腸経、胆経、胃経の数値が低いこと気になります。

大腸経から見る体調の不調は?

大腸経の自律神経の数値が低いと以下のような症状が発症しやすいと考えます。

・肩こりがある。

・便通の異常(下痢・便秘・腹鳴)がありませんか。

・皮膚の異常(あれや乾燥)に注意。

・喉(のど)に痛みや渇きなどの異常。

 

メンタル《精神的)の状態は?

・気が抜けている。

・自分から進んでやる積極性に欠ける。

 

患者さんの主訴との関連は?

肩こりは合います。カルテには書かれていませんが、便通は便秘気味だということをこのデータを見てから言われました。

実際施術で背中を見ると、湿疹のような肌のあれがありました。

胃経からみる体調の不調は?

胃経の自律神経の数値が低いと以下のような症状が発症しやすいと考えます。

・便秘はしていませんか?

・食欲がなかったり、腹が鳴ることがあります。

・あくびがでたり、なんとなく「ゆううつ」な気分では。

・肩のコリ。

・唇の渇き。

・関節の異常、悪寒。

 

メンタル《精神的)の状態は?

・気分が落ち込んでいる。

・ゆううつ。

・あくびがよくでる。

 

患者さんの主訴との関連は?

肩こりは合います。疲労感でおっくうな点は胃経が関わっていると思われ、問診中に心療内科で抗うつ剤を処方されて、つらい落ち込みのがあるときに服用されていることを話されました。

自律神経からみる健康情報は?

《元気度》 元気度が低下しています。

《ストレス度》 身体的なバランスは良好です。

F5(胆経)↓

気が小さい、気づかれをする。

眠りが浅く、熟睡できない。

 

H3(心経)↑

あせり、気ぜわしい。落ち着かない。

精神的に緊張している。よく笑う。

 

F6(胃経)↓

気が落ち込んでいる。ゆううつ。

あくびがよく出る。

 

H1(肺経)↑

心配事や物思いで胸がいっぱいになる。

ため息がでる。

 

H6(大腸経)↓

気が抜けている。

自分から進んでやる積極性に欠ける。

院長の考察

初めての患者さんですので、プライベートな面はなかなかすぐにお聞きできませんが、きっとご苦労がおありな人生だったのかなと推察します。

 

施術中はにこやかで、はきはきしていましたが、心経で表すとおり不調を無意識に隠そうと表情は笑顔な人って結構いるものです。

 

だから逆に周りの人が気がつかなかったり、「いつも元気そうね」とか真逆の印象を持たれ理解されない場合もあるものです。

 

初診が終了してお帰りになる際には、次回の予約をされてプリペイド会員券も購入されました。患者さんの治療に対する本気度が行動に表れています。

 

こうゆう本気で困っていると感じる患者さんは、治療家として何とかして差し上げたい、応援したいと思うものです。

そう、私も所詮は一人の人間ですから。

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