インフルエンザになる人は、自律神経の活性が低い!?

昨年末から今年にかけて、インフルエンザが大流行しているようですね。

国立感染症研究所の「インフルエンザ流行レベルマップ」を見ると、東京は注意報最高レベル、近隣の埼玉県、神奈川県では既に警報レベルに入っているようです。

国立感染症研究所の「インフルエンザ流行レベルマップ

https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/813-idsc/map/6101-flu-map.html

インフルエンザは空気感染はしません!

意外かもしれませんが、インフルエンザは空気感染はしません。

インフルエンザは、飛沫感染して拡散していきます。

 

飛沫感染とは、唾や体液によるもので、インフルエンザに感染している人が、くしゃみをしたりした唾液が飛散したりして感染していきます。

 

電車内や人ごみの多い施設や場所にて、飛散したインフルエンザウィルスが手などに付着して、いずれ口や鼻から侵入してくるのです。

最終的にインフルエンザにかかる人とかからない人の差は、免疫力!!

同じ、職場環境や生活環境にいて、マスクもして手洗いうがいをして気をつけているのに、風邪やインフルエンザにかかる人と、たいして予防や気遣いしないでも風邪などひかない人がいますね。

この差は、なんでしょうか??

そう、この差は免疫力の差です!!

免疫力は、自律神経の数値でわかる。

免疫力・・・メディアでもよく取り上げられるキーワードですね。

 

東洋医学では、衛気(えいき)という気が存在すると考えますが、衛とは「まもる」という意味ですから衛気こそ「免疫力」を指しています。

 

当院では、自律神経を微弱な電流を使って測定する「ノイロ・システム・ヴィジョン」(NSV)という機器を使って、治療に活用しています。

この自律神経を測定していると、免疫力の状態がわかり易いのです。

インフルエンザになる患者さんは、直前の自律神経の活性が低い!

治療にいらしている患者様には、毎回自律神経を測定して治療していますが、著しく数値が低い場合は、生活環境の注意を促しています。

 

それでも、「インフルエンザになりまして、すみませんが、次回の予約を伸ばして欲しいのですが」といった連絡が時々入ってきます。

 

インフルエンザに感染する前の患者さんの自律神経データ

60代 女性のインフルエンザに感染する前の自律神経

自律神経の測定点は両手足の24箇所から測定します。

東洋医学の12経絡(ツボの流れ)にそった、左右の自律神経を測定して身体の状態を確認します。

 

24箇所の測定値の平均値を表すのが緑のラインです。

この患者さんのラインは、正常範囲とする数値から見ると低下しています。

いわゆる過労な状態を示していて、新陳代謝機能、免疫力が低下している状態と考えます。

 

治療後の生活環境がよくわかりませんが、休養に気を付け、充分な睡眠をとられていると良かったかもしれません。

40代 女性 自営業の患者さんがインフルエンザにかかる前の自律神経

こちらの患者さんは、昨年足首を骨折されて手術を行い、松葉杖を使用しながら通院されていた方です。

 

足首の治療を行っていたわけではないですが、自律神経の乱れからくる不定愁訴を当院で治療していました。

 

秋頃には、足首の状態も良くなり杖を使わなくても歩行などできるようにQOLも向上してきました。

 

次第に仕事量も増やして行ったのですが、骨折によって以前の体力は低下していました。

年末には、海外出張に7日間ほど行かれて帰国してから体調が低下してきました。

 

そして、12月下旬に来院されて時の自律神経データが上記のデータです。

当日も睡眠時間が2時間程度と言われていて、疲労が困憊な状態が数値の低さから伺えました。

そして、年始に高熱が出てしまったようです。

 

中学生 男子のインフルエンザにかかる前の自律神経

彼は、疲労が重なると頭痛やめまいが起こるので、治療通院していたサッカーを行う中学生です。

 

真面目に定期的に通院することで、ここ最近は体調に大きな不調は無かったのですが、年末に来院する前に以前より治療間隔が空いていたので、いつもより自律神経の平均値が低下していました。

 

体調に気を付けるように助言して帰院していただいたのですが、大晦日から正月にかけてインフルエンザになり、まさに寝正月になってしまったようです。

 

新年になって熱は下がったようですが、めまいがするというので来院されました。

話を聞くと、前回来院した後1週間の間にサッカーの試合を3試合出場し、上級生を送る会などのイベントに参加した翌日に発熱したそうです。

 

中学生ですから、動きたい、スポーツしたい気持ちはわかりますが、前回の自律神経の数値でこれほどの活動はオーバーワークでしょう。

幸い学校が冬休み期間でしたから、登校出欠には影響なかったですが、気をつけねばなりません。

 

めまいの治療は、もちろん回復されて、帰るときには元気にめまいなくお帰りになりました。

自律神経と免疫力・自己回復力・メンタル力は関係しています

年間1500件以上の自律神経を測定し治療にあたっていると、免疫力、自己回復力、精神的なメンタル力が低下しているか、向上しているか理解できるようになるものです。

 

自覚症状が乏しくても、自律神経のデータが良いと後日、身体の状態が好調になったり、逆に調子は良いと思っても自律神経のデータが低く、注意を促してもオーバーワークしてしまうと不調になってしまったりするものです。

 

きちんとした治療院で身体のメンテナンスを行いながら、日常生活では食事、睡眠、休養など規則正しく生活しておくことが、健康な状態を続けられる秘訣だと私は思います。

~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
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