良導絡自律神経調整療法とは
良導絡って、ご存知ですか?
多分ご存知の方は、ほとんどいないと思います。
同業者でも皆さんが知っているとは言えない治療法です。
東洋医学の鍼灸治療は、現代鍼灸、中医鍼灸、経絡鍼灸などがありますが、そのなかで独特の治療法や判断基準があります。
東洋医学では、患者さんの状態を判断することを『見立て』もしくは『証を立てる』と言います。
『診断』に似てますが、『診断』という言葉が許されるのは、医師だけなのです。
ですから東洋医学の治療家は『見立て』という言葉をよく使います。
しかし、この『見立て』というのが曲者で、優秀な治療家のA先生と同様に優秀なB先生が同じ患者さんを同時に治療する前に『見立て』をした場合、異なる見立てになることもあります。
その場合、A先生が正解で、B先生の『見立て』が誤り!とは言えない世界が東洋医学だと思います。
A先生の『見立て』とB先生の『見立て』が違っても、この患者さんは良くなる可能性はあるのです。
でも、この『見立て』は治療家の主観でしかありません。
他の治療家には、判断できない場合もありますし患者である素人さんには、全く『見立て』の理屈は理解できないでしょう。
私は、鍼灸の専門学校で学んでいる時にその疑問にぶつかりました。
「けっこういい加減な、世界だな」正直そう思った時期もありました。
そして、学生時代出会ったのが「良導絡自律神経調整療法」です。
疑問を解決に導く、良導絡自律神経調整療法
良導絡自律神経調整療法は、昭和25年医学博士である中谷義雄先生が研究・開発したもので、患者さんの身体に微弱電流を流すことによって、東洋医学の経絡に準じた自律神経(交感神経)の状態を把握し、乱れた自律神経を調整していく治療法です。
良導絡自律神経調整療法の良いところは、データとして残るので患者さんと治療家で情報を共有できることです。
また、測定したデータから自覚症状ではあまりない症状も予測したり、気づかせてくれたりします。
私は、良導絡自律神経調整療法を治療に使うことで、患者さんの継続した状態を把握して根本治療に活かしています。
▲このデータでは、典型的なストレス状態を示しています。
手から測定したデータと、足から測定したデータで基本的な上半身と下半身の自律神経のバランスがわかりますが、この場合のバランスは、上半身と下半身の自律神経バランスが逆転現象を起こしていて、精神的・肉体的にストレスが多いであろうことが予測できます。
▲自律神経がかなり乱れている状態のデータです。
自律神経失調症によくある症状が多数示されています。
・気分不快(怒りっぽい)、不眠(寝不足、入眠障害)、めまい・たちくらみ、婦人科(特に月経)の異常
・胃腸虚弱・消化力の低下、便秘・吐き気、不眠、取り越し苦労、易疲労(ストレス)
以上のような症状や状態を示しています。
▲良導絡自律神経システムからは、基本データから導いた、「健康情報」「症候情報」「食養生」などのページが作成されます。
「健康情報」では、基礎代謝、免疫力の状態から全般的な体力の状態とメンタル面の状態を示します。
「症候情報」では、計測したデータから弱点とされる良導絡(自律神経の通り道)から様々なからだの症状を示します。
「食養生」は、今回計測したデータをもとに、今のあなたに必要な栄養素の数々を示しながら、その栄養素を含んだ食物を紹介することによって、食生活のアドバイスをします。
自律神経の測定後の治療方法
治療方法は、鍼灸療法が中心となります。
東洋医学の代表である鍼治療・お灸治療はもちろん、吸玉(カッピング)療法などで根本的な改善を目指します。
☆骨格や骨盤の歪みが原因の場合は、カイロプラクティック、古式整体術の骨格・骨盤矯正を行います。
☆冷えや免疫力の低下では、天然鉱石を配した遠赤外線効果の高い岩盤浴療法が有効です。
☆日本代表のアスリートも通いに来る最新設備の高気圧酸素BOXは、疲労回復、新陳代謝を向上させて、あなたを細胞レベルから元気にします。
良導絡自律神経調整療法の測定方法を紹介します
▼良導絡自律神経調整療法の測定はとても簡単です。
手首、足首周りの左右測定点合計24箇所を計るだけです。5分程度で終了です。
良導絡自律神経調整療法の測定動画をご用意しましたので、どうぞご覧下さい。
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自律神経専門治療院
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