患者 38歳 女性 調理師 八王子
主訴と併発症状(動悸、息苦しさ、慢性腰痛)
2ヶ月前から動悸と息苦しさを感じるようになりました。
1か月前には、仕事中に苦しくて倒れてしまい、病院へ行きました。
その後も症状がおさまらず、最近も病院へ行ったのですが、これといった原因がわからず、ドクターからは「ストレスが多くて、自律神経が乱れているかもしれません。」と言われました。
腰痛も慢性的で、過去に2度ギックリ腰をしてからは、長時間座っていると腰から骨盤、足にかけて痛みが出てくることがあります。
最近は常に腰は痛む状態です。
自律神経所見メインデータ
自律神経を測定してみると、平均値(ミドリ線)のデータはとても良い数値を示しています。
体力的には、それほど疲労していないようです。
患者さんの悩まれる症状と関係がありそうな、経絡(ツボの流れ)別の自律神経としては、肺経(H1)、心経(H3)、腎経(F3)というところでしょうか。
肺経の自律神経データからみる症状
肺経の関連する部位に、鼻、喉があります。
肺経の自律神経が興奮している場合の症状としては、肩・首すじのこり、のぼせ、汗ばみ、皮膚の異常(ただれ)、痔、咳(喘息)、息苦しい、のどの痛み、扁桃炎などがあります。
患者さんの症状としては、動悸もともなっているので、心経も関係して息苦しさが出ているもの思います。
心経の自律神経データからみる症状
心経の関連臓器は心臓です。
動悸は、心臓の鼓動が活発に感じることですから、心経や心包経が関わっていることはよくあることです。
心経の自律神経が抑制、低下している場合の症状としては、動悸、吐き気、まれに味覚、舌の異常があります。
メンタルな症状で気になるのが、精神的な疲れがある。不安感を感じることが多い。といったところです。
この時の自律神経測定データは、顕著に低下してはいませんが、発作的な症状が出た場合、心経、心包経ともに抑制・低下しているのではないかと思います。
腎経の自律神経データからみる症状
腎経の関連する臓器は、腎臓、副腎、生殖器(内分泌)です。
これらの臓器は、ホルモン分泌に関わる臓器となります。
特に副腎は、ストレスが襲ってきた際に、「ガンバレ、大丈夫!」とからだにストレスに負けないようにからだを元気にさせるホルモン、抗ストレスホルモンを出します。
腎経の自律神経が抑制、低下している時の症状としては、足腰の冷え、易疲労(疲れやすい)、精力の減退、集中力が続かない、記憶力低下、喉(奥)・耳(奥)の異常などがあります。
健康情報からみる症状
健康情報のデータを見てみると、基礎的な体力、代謝機能に問題は無いようです。
また、からだの肉体的な疲労や歪みも無さそうです。
ただ、精神的な面ではストレスにさらされて、メンタル面が不調を引き起こしてる要因ではないかと思われます。
F3(腎経)抑制:低下↓
不安感が強く、おびえやすい。根気がない。
落ち着きがない。
H6(大腸経)興奮:上昇↑
悩みがたまりやすい。
抑圧された気持ちを言葉で発散しずらい。
F5(胆経)抑制:低下↓
気が小さい。気疲れする。
眠りが浅く、熟睡できない。
H5(三焦経)興奮:上昇↑
気の使いすぎで頭が重い。
季節の変化に弱い。
H3(心経)抑制:低下↓
心配事で食欲がない。精神的な疲れがある。
不安感を感じることが多い。
H1(肺経)興奮:上昇↑
心配事や物思いで胸が一杯になっている。
ため息がでる。
以上、健康情報の一部を紹介しました。
食事に関するアドバイス(食養生)
筋肉疲労は、乳酸、尿酸が増えておこります。
乳酸、尿酸を解消する食物は、酢が優れています。
また、ビタミンB1が不足すると、老廃物の乳酸が出来やすくなります。
ビタミンB1は、体内に貯めておくことができないので、毎日摂取することが望ましいです。
筋肉はアミノ酸からできています。
アミノ酸は20種類ほどあり、その内8種類は人間のからだでは、作り出すことができず、必須アミノ酸と呼ばれます。
人間の生命活動は、1番少ないアミノ酸の量に制限されます。
筋肉の疲労や衰えの予防には、タンパク質が有効です。
大豆は、良質の植物性タンパク質が大量に含まれています。
ユバや高野豆腐は特に優れた食物です。
スルメも高タンパクな食物になります。
以上、食養生の一部を紹介しました。
東洋医学を少しでもわかっていただきたくて
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と、思うのはごもっとも。
そんなあなたに、少しでも東洋医学を理解するのにお役に立てばと思って、「わかりやすい東洋医学」のページを作ってあります。
~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
〒206-0031
東京都多摩市豊ケ丘1-61-1
ターマ・サンゴ3F
電話 0120-3739-77
腰痛・立ちくらみ・腹部の張りが通院して改善するので安心できました。
Q、当院に来られた時のお悩み、症状はどのようなものですか?
A、慢性腰痛、腹部の張り、立ちくらみ、不妊で困っていました。ここ最近の不調で疲れやすく、妊娠もできないので不安になっていました。
Q、通院されて、お悩みの症状はどのようになりましたか?
症状は、確実に軽く改善していきました。
Q、同じような症状でお悩みの方に、メッセージをお願いします。
通院して回復することができるんだということが分かって、とても安心できました。
M・R様 多摩市在住 36歳 女性 会社員
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。