症例23:めまい、立ちくらみ、過呼吸、不安感等で学校に行けない

患者 14歳 女性 学生 千葉

主訴と併発症状(めまい、立ちくらみ、過呼吸、不安感、首・肩・肩甲骨の痛み、目の廻りの痛み、手足のしびれ、腹痛等)

めまいは1年くらい前から、肩周りの痛みは3年くらい前からあり、2ヶ月くらい前に学校の教室で貧血のような症状で倒れてから精神的な不安感が酷くなり、学校に行けなくなりました。

 

手足のしびれや腹痛、足の痛みもあり、椅子に座っていると首・肩から背中へと痛みがあります。

 

先月、大学病院へ行って検査したところ起立性調節障害と筋緊張性疼痛と診断されました。

夜になると学校のことを考えて不安になり、気分が落ち込み、イライラしてなかなか寝付けず、朝になると起きることができません。

 

最近では、とても呼吸が浅くて息苦しく過呼吸になることもあります。

自律神経所見メインデータ

自律神経を測定してみると、全体的な平均値(ミドリ線)は標準的で、基礎的な体力や抵抗力(免疫力)は、それほど低下していないようです。

 

しかし、上半身(H1~H6)の数値と下半身(F1~F6)を診てみると、上半身より下半身の数値が高いことがわかります。

 

これは、身体的・精神的に高いストレス状態の時によく表れる陰陽逆転の状態です。

 

経絡(ツボの流れ)別で診てみると、不調の症状と関連が深そうなのが、心経、肝経、膀胱経といったところだと感じました。

心経の自律神経データからみる症状

心経の関連臓器は心臓です。関連部位としては舌、肩となります。

心経の自律神経が低下(抑制)している場合の症状としては、運動時の動悸、吐き気、味覚・舌の異常があります。

 

この患者さんの場合、身体的症状よりも精神的(メンタル)症状の方が大いに気になります。

精神的症状としては、心配事で食欲がない。精神的な疲れがある。不安感を感じることが多い。

調整が必要な経絡であると思われます。

肝経の自律神経データからみる症状

肝経の関連臓器は、肝臓、生殖器(婦人科)ですが、神経や睡眠をコントロールしています。

関連部位としては、眼と筋肉が主要な部位です。

 

肝経の自律神経が上昇(興奮)している時の症状としては、筋肉痛やこりが腰、肋間、首や背中周りに起きやすく、不眠(寝不足、入眠障害)、眼の異常、めまい、立ちくらみ、気分不快(イライラ)、婦人科(月経)の異常があげられます。

 

肝経の症状は、患者さんが悩まれる症状と多く重複しているのがわかります。

 

特に14歳という年齢は、成長期にありますからホルモンのバランスが乱れやすい年齢で特に女性の場合は、月経をはじめとした生殖器系のホルモンが活発になることで、不調が起きやすくなるものです。

膀胱経の自律神経データからみる症状

膀胱経の関連臓器は、脳、下垂体、神経となります。

関連部位としては、後頭部、腰背部、下肢、眼の奥、涙腺です。

 

膀胱経の自律神経が上昇(興奮)している場合の症状としては、腰痛、首から背中への痛み、後頭部の痛み、神経痛や下肢の異常、脳の異常、眼の奥の痛み等があげられます。

 

患者さんの悩まれる、首、肩、背中、足の痛みの症状と関連が深いのが膀胱経の症状と言って良いと思います。

健康情報からみる症状

《元気度》

代謝機能、基礎体力(抵抗体力)ともに問題ありません。

《ストレス度》

身体的バランス:ストレスの状態です。

✩免疫力の低下が考えられます。病気の予防に注意してください。

休養と睡眠をとって、ストレスの解消を心がけましょう。

✩精神的緊張が続いているか、心配事や悩みがありませんか?

 

(肝経)上昇:興奮↑

不眠(寝不足・寝つきが悪い)

気分不快。感情の爆発や、怒りっぽい傾向あり。

 

(心経)低下:抑制↓

心配事で食欲がない。精神的な疲れがある。

不安を感じることが多い。

 

以上、健康情報の一部を紹介しました。

食事に関するアドバイス(食養生)

肝臓の働きを強める食品として、シジミが有名です。

肝臓が弱っている人は、高タンパク、低脂肪食品をとることが肝要です。

 

タンパク質は20のアミノ酸によって組み立てられています。

その内8種は人体では作れない為、必須アミノ酸と呼ばれ、食物によって摂取しなければなりません。

 

シジミは、この必須アミノ酸をバランスよく多量に含んでいます。メチオニン、シスチンのシジミに多いアミノ酸は強肝作用が非常に優れています。

ビタミンB12も多く含み、眼精疲労にも効果的です。

 

以上、食養生の一部を紹介しました。

東洋医学を少しでもわかっていただきたくて

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~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
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ターマ・サンゴ3F
電話 0120-3739-77

すっかり起立性調節障害が良くなりました。毎回通院が楽しみです!

Q、当院に来られた時のお悩み、症状はどのようなものですか?

A、病院で起立性調節障害と診断されました。

めまいや立ちくらみ、頭痛や味覚障害があり、朝起きれず学校へ行けなかったり、うつ状態になったりすることがありました。

 

Q、通院されて、お悩みの症状はどのようになりましたか?

A、悩んでいた症状は気がついたらすっかりなくなっていて、学校へも毎日楽しく行けています。

 

Q、同じような症状でお悩みの方に、メッセージをお願いします。

A、自律神経を測定→岩盤浴・鍼灸や整体・酸素ボックスと盛りだくさんな治療をしていただけます。

私は毎回ここへ来るのがとても楽しみになりました!

O.K様 多摩市在住 15歳 高校1年生

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

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