群発頭痛には、酸素が有効

頭痛のなかでも、群発頭痛は少数派の頭痛です。頭痛の中では約0.5%程の割合です。

中年の男性に多く、女性の方より約5倍多い頭痛です。

 

群発と聞くと、地震を思い浮かべると思いますが、性質もよく似ていて、いったん頭痛が起こると1~2ヶ月間、毎日のように1~2時間程、片目の周りがもだえ苦しむような激しい痛み襲われます。

 

頭痛が起こる群発期以外では、特に頭痛はありません。

 

群発頭痛は、就寝後1~2時間後に起こることが多く、目が赤くなったり、涙が出たり、鼻がつまる、鼻水がでるなどの症状も伴うことがあります。

 

群発期に、アルコールを飲酒すると発作が必ず起きます。ですから群発期には飲酒は絶対に禁物です。

三叉神経痛と群発頭痛の違い

頭痛ではありませんが、顔面に痛みが出る三叉神経痛も、突然に激痛が走る点ではよく似ています。

 

しかし、痛みの持続時間で比べると、三叉神経痛は数十秒であるのに対して、群発頭痛は1時間程度と非常に長いのです。

 

この違いは、三叉神経痛が神経の痛みであること。群発頭痛は、血管の炎症による痛みである。という違いからです。

群発頭痛の病院での治療

群発頭痛が起きている発作時には、「スマトリプタン」という薬が有効です。これは片頭痛にも処方されることがある薬です。

 

また、酸素吸入が非常に有効なのが群発頭痛の最大の特徴といえます。

ただ、毎分7リットル以上という大量の酸素を吸入しなければなりませんから、市販の酸素缶のようなものでは、とても役に立つ量ではありません。

 

当院の酸素BOXでは、90%以上の濃度で毎分5リットル、約50%の濃度で毎分10リットルを供給できますから、群発頭痛でお悩みの方にはお役に立てる設備だと思います。

~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
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