冷え症を家庭でケアするツボの使い方

東洋医学では、生命を維持するために、「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)」が頭から体幹、手足の先まで血管のように流れていると考えています。

 

これら、「気・血・津液」の流れるルートを「経絡(けいらく)または、経脈(けいみゃく)」といって、ツボが繋がった道があり、様々な臓器や器官とも繋がっています。

 

主要な経絡は「正経12経」と呼ばれる、肺経、脾経、心経、腎経、心包経、肝経、大腸経、胃経、小腸経、膀胱経、三焦経、胆経となります。

 

それと、からだの正面の真ん中を通る任脈、反対にからだの背中側の真ん中を通る督脈という合計14経が代表的です。

 

なんのこっちゃ?

と思われるかもしれません。無理ないです。今は、体中にそうゆうツボが繋がった線路があるということを分かっていただければ、大丈夫です。

 

東洋医学は、この辺からややこしくて、普通の方に嫌われがちなんですよねー。

簡単に家庭でできる、ツボ刺激

冷え対策のツボ刺激は、血行をよくして、からだが温まってくるようになります。

 

たくさんのツボを欲張らず、3~4ヶ所くらいのツボを毎日丁寧に5分~10分、無理なく続けられるようにすることが大切です。

 

刺激の方法は、指で行う指圧はもちろん。ドラッグストアで販売されている家庭用のお灸もOKです。

 

また、以外に気持ちがいいのは、つまようじ。

つまようじの尖ってない方を使って、痛くない程度にツボを押すことを勧める先生が多いです。

 

でも、私がオススメする方法は、つまようじを10本くらい束ねて輪ゴムで巻いてようじの先が揃うように固定します。

こうした束ねたつまようじを使って、ツボを刺激するのです。もちろん強すぎないように、イタ気持ちいいくらいがベストです。

 

あとは、ドライヤーを使って、火傷しないようにツボを温める方法です。

これは、冬場の寝起きにお腹にやると、すごくいいですよ。

オススメのツボ 百会

人のからだって実は、ツボだらけなんですが、ここでは冷えによく効く、代表的なツボをご紹介します。

刺激の仕方は、前に書いたとおりなのでご自分でお好きなのを選んで刺激してください。

 

1、百会

頭のてっぺんで、左右の耳の一番高いところを結んだ線と眉間の中央からてっぺんに引いた線の交わるところ。

少し凹んだ感じがします。指で刺激するとジーンとか、ビビットきたりします。

このツボは、精神を安定させたり、痛みを和らげたりする時にも使います。

曲池

2、曲池

肘を曲げた時にできるシワの親指側の端っこ。

胃腸を丈夫にしたり、肩こりでもよく使います。

足三里

3、足三里

膝のお皿の下、外側に少し出っ張った骨があるところから、指の幅3本分下。

胃腸の調子を整えて、体力の増進を促す。

三陰交

4、三陰交

内くるぶしの骨から、指の幅3本分上で、すねの骨のすぐ後ろ。

不調全般を改善する。

とくに足腰の冷えに効果があります。

また、女性では、生理痛、生理不順、不妊症などでも必ず使います。

 

 

以上が、代表的な冷え対策のツボ刺激でした。

ツボはこれだけではないので、専門家に聞いたり、本やネットしらべるのもよいうでしょう。

無理せず、毎日続けることが秘訣です。

あとは、東洋医学の専門家に定期的に診ていただければ、さらによいですね。

~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
〒206-0031
東京都多摩市豊ケ丘1-61-1

ターマ・サンゴ3F
電話 0120-3739-77

«
»