心の病を抱えている方は肩が凝る!?
自律神経の不調専門治療院として仕事をしていますと、うつ病、パニック障害、PTSD、不安神経症、不眠症などの心の病に悩む方が多くいらしゃいます。
その中でもやっぱり多いのが、うつ病・うつ症状の方が一番多いです。
そのうつ病・うつ症状の患者さんの共通する症状はというと、肩こりですね。
うつが先か?肩こりが先か?と質問されたら、肩こりがある方がうつになりやすいと言えます。
なぜか?
もとを考えれば、これはストレスから引き起こされます。
ストレスには、労働などの肉体的ストレス、職場や家庭での人間関係、昼夜逆転の生活環境などの外的ストレスと病気やケガ、性格、物事の考え方や受け止め方からくる内的ストレスがあります。
そういったストレスが影響して、まず自律神経のバランスが崩れます。
自律神経には、行動する時に活発になる交感神経と、休養したり食事をしたりするときに優位になる副交感神経があります。
このバランスが崩れて、まずは肩こりなどの症状が出てきます。
これは、交感神経がストレスによって興奮状態が続き、筋肉も緊張し続けて固くなってしまっておきます。
例えば、怖い人に会う、怯えることがある場合は身体をすくめますよね。
これは、身体の筋肉を固めて身を守ろうとする結果です。
お化け屋敷に入ってびっくりしたり、肝試しで怖いところに行ったりしても筋肉は緊張して、後でどっと疲れたりしませんか?
理屈しては同じようなことが、程度の違いこそあれ、日常生活で頻繁に起きている方ほど自律神経が乱れて不調を起こします。
その代表的な症状が、肩こりなのです。
肩こりから始まる次の症状
肩こりの人は、必ずと言って良いほど首の後ろ側も凝っています。
特に、頭の後ろで首の付け根の両側を押すと、痛みがあったりしませんか?
これは、解剖学的に見て僧帽筋という筋肉のある場所が、背中・肩・首にまであるので当たり前と言えます。
この肩・首コリが長く続くと頭痛が起きたりします。
これは、筋・筋膜性頭痛と呼ばれる症状です。
この頭痛から、吐き気などを引き起きしていきます。
そして、首や肩、頭痛などの症状が続いている方は、脳にも影響を及ぼします。
脳に行く、血液量が減ってしまうのです。正確に言えば脳の血液循環が悪くなるのです。
脳は、臓器としては拳2つ位のものですが、必要とする血液循環の量は、1日2,000リットル、ドラム缶10本分に相当します。
脳への血液循環が悪くなると、血液によって運ばれる栄養素も不足になりますが、最も大事なのが酸素です。
人は、1日や2日食事をしなくても死にませんが、酸素は数分間ないだけでも死んでしまいます。
呼吸で供給される酸素の25%は、脳だけで消費されます。それほど脳に酸素がないと人間は不調をお越しやすいのです。
脳が酸素不足になりがちだと精神的にも不調になる
脳は、神経細胞の集合体です。
神経細胞が働くには酸素が必要で、酸素を使ってエネルギーを出します。
脳の神経細胞がエネルギーを使えないと、考えたり、行動したりする伝達物質が足りなくなったり、身体に必要なホルモンを作ったり、指令を出すことが困難になっていきます。
それから、うつの方は大体呼吸が浅いです。
これは、うつになる前に肩こりや体調の不調の影響もあります。しかも猫背であったり。
猫背だと肺が大きく膨らまず、浅い呼吸になり、酸素量が少ない生活になります。
そして、少ない酸素量は脳に悪影響を及ぼし、必要なホルモン物質の低下などからうつの状態を引き起こします。
では、どうするとうつ病はよくなるのか?
私が治療で考えるのは、脳への血流の改善です。
具体的には、頭部、頸部、肩、肩甲間部への施術で凝りや痛みを除きながら、筋肉の血流を良くして脳へ血液が循環しやすくします。
そして、施術で血液の循環が改善されたら、酸素BOXを使ってたくさんの酸素を供給します。
呼吸が浅い人でも、高気圧下で濃縮酸素のBOX内に入ることで、脳へこれまでより多い酸素を細胞に届けることができます。
こうした施術を繰り返すことで、不安、動悸、パニック、うつなどの症状が改善されていきます。
薬で、足りないホルモンを補って一生暮らすなんてやめた方がいいです。
きちんと順を追って治療していけば、からだは必ず応えてくれます。
ただし、本気の覚悟は必要ですけど・・・
~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
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