こちらの画像は何だと思いますか?
これ、実は自宅で採れたミカンなんです。
もちろん、最近収穫したものではありません。はっきりとは覚えていませんが5年位前だったと思います。
もちろん採れたては、食べることが出来ます。
スーパーなどで売っているミカンよりは小ぶりで、酸っぱいです。
このミカンは、生前父親が苗を買ってきて、自宅の庭に植えたものです。
何年位してからは忘れましたが、実を付けるようになりました。
手入れは、何もしてません。農薬も肥料も与えていません。
7年ほど前、「奇跡のリンゴ」という本を買いました。
青森のリンゴ農家、木村秋則さんの奥様への愛の思いで、リンゴ農家では非常識と言われる「無農薬リンゴ栽培」に掛けた壮絶な人生のお話です。
テレビではNHK「プロフェショナル仕事の流儀」で放送され、近年、阿部サダヲと菅野美穂さんが夫婦役で映画化もされました。
木村さんは無農薬リンゴ栽培を初めてから6年が経った頃、収入の無い貧困生活で家族に負担を強い、地元農家から変人扱いされて、ある晩近くの山で、自殺をしようとで出掛けます。
しかし、運がいいのか、悪いのか?いやきっと良かったんですね。
木にかけたロープが古くて、いざと決心した時に体重に耐えられず切れてしまいます。
そこで、気がついた光景が、山の自然でした。
そこには、農家で苦しむ害虫もなく、土も木も雑草も一緒になって存在し調和していました。
それがきっかけで、念願の無農薬リンゴ栽培は徐々に成功していくのですが、私はこの話を人の治療と置き換えていつも考えていました。
私は手にしたことがまだありませんが、木村さんの育てたリンゴはとっても活力を感じる味で、驚くことに腐らないそうです。
もちろん、防腐剤など使用しているわけではなく、時間が経つと枯れていくそうです。
リンゴもミカンも普通に販売しているものは、日にちが経てば腐敗して悪臭を放ってきますよね。
でも、木村さんのリンゴや私の自宅で採れたミカンは、時間が経つと腐らず枯れていくのです。
人は、病気になることがあります。
病院へ行けば、薬を処方されます。
商売で野菜や果物を育てる農家さんも、栽培効率の為に薬を使います。
薬を使うと、旬が過ぎると腐ります。腐らないように薬を使います。
人間社会も同じようなものだと感じることがあります。
薬を使うな!とは言いません。 最小限で済むように。いつまでも薬に頼らないようにすることが大事だと思います。
予防医学は健康保険で扱いません。したがって病院でもやりません。
免疫力や回復力の向上も病院ではやりません。
こういった分野は東洋医学が得意とする分野です。
「未病治」や「養生」などがこれに当たりますが、数千年前から受け継がれている思想・理念・手法です。
腐らないで、枯れていく人生を送りたい人のお役に立つように、そして自分もそうゆう人生を送るようにしていきます。
~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
〒206-0031
東京都多摩市豊ケ丘1-61-1
ターマ・サンゴ3F
電話 0120-3739-77