頭痛の原因として、筋肉の緊張から頭痛を起こす「筋緊張性頭痛」というのがあります。
「筋緊張性頭痛」を起こしやすい筋肉の痛みの引き金「トリガー・ポイント」をご紹介します。
このポイントを刺激することで、痛みが和らぎやすくなりますので、セルフケアとして参考にしていただければと思います。
1、僧帽筋
1、僧帽筋
この筋肉は、上部は肩を持ち上げて肩の関節を上方に回すため、下部はこの作用を補助するため、中部は肩甲骨を内転させるために働きます。
僧帽筋の上方外側部のX点のトリガー・ポイントは首の外側からこめかみに関連痛を引き起こし、首が凝って痛みの原因となります。
中部と下部の筋肉のトリガー・ポイントは首の後ろと肩の後ろ側に関連痛を引き起こします。
2、胸鎖乳突筋
2、胸鎖乳突筋
この筋肉は、片方づつ働く時は、顔を回すときに使われ、両側が同時に働くときは、頭と首を前に倒すときに働きます。
胸骨部(胸の前の骨)のトリガー・ポイントの関連痛は頬と、頬から前頭部に環状におきます。
最上部の関連痛は後頭部と頭頂部、肋骨部のトリガー・ポイントは前頭部に痛みを引き起こします。
3、側頭筋
3、側頭筋
この筋肉は、下顎を閉じるときに使う筋肉です。
この筋肉のトリガー・ポイントは、歯に関連痛を引き起こし、神経過敏の原因になります。
また眼の上部、こめかみ周辺へも関連痛を引き起こし、頭痛の原因になります。
4、頚板状筋
4、頚板状筋
この筋肉の両側を同時に動かすときは、首を伸ばすときに働き、片側ずつの場合は、首を回すときに働きます。
この筋肉のトリガー・ポイントは、眼の奥の痛みを引き起こします。眼の疲れがある時などに効果があるポイントです。
5、後頭下筋
5、後頭下筋
この筋肉は、首と頭の接点にあるような筋肉はなので、首を伸ばしたり、頭を回したり、横に倒すときに使われます。
この筋肉のトリガー・ポイントの関連痛は、頭を突き抜けるような痛みを引き起こします。
非常に痛みの位置を特定するのが、難しい関連痛です。
6、頭半棘筋
6、頭半棘筋
この筋肉は、頭を伸ばしたり、前に倒したり、横に倒したり、回す時の補助をします。
この筋肉のトリガー・ポイントの関連痛は、こめかみに痛みを引き起こし、側頭部にも及びます。
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自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
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