自律神経と冷房病の関係

昔、私が小学生だった頃は、教室に扇風機もなく汗だくで、授業を受けていました。

 

最近の小学校は、エアコンが完備されているところが、増えてきたようですね。

 

小学校に限らず、今の日本は、電車、タクシー、バス、自家用車、オフィス、自宅とどこでもエアコンが稼働しています。

 

まさに冷房社会です。ですから真夏で、外は35℃を超えていてもきちんと汗をかく機会が減ってきました。

 

実は、汗をかくというのは、人間にとって大切な進化でした。汗をかくことは人類の文明発達に関わっていたほどです。

汗をかくには、人体の汗腺という器官が働かなければなりません。

 

人間の進化の過程で、一番最後に作られた器官がこの汗腺なんです。ですからこの汗腺は、まだ完璧な器官ではなく、人体の器官のなかで、一番怠けやすい器官なのです。

爬虫類人間にならないように

汗をかかない生活が、汗をかけない人間を作っています。

この汗をかけないということは、生命の危機にも繋がることなのです。

 

夏の暑い日に、外を歩けば「暑いな」と思います。汗腺が、暑いから汗を出して、体温を調節しようと準備を始めた矢先に、冷房の効いたビルやクルマに入ってしまう。

 

夜に帰宅すれば、お風呂やシャワーを浴びたあとは、エアコンをつけっぱなしで朝をむかえる。そんな生活をしていませんか?

これでは、汗をかく器官の汗腺の出番がありません。ですから汗腺の機能が低下してしまうのです。

 

汗腺は、人間の進化の過程で、最後に作られた器官です。したがって、使わないなら、やめてしまえ。と今度は退化に向かってしまいます。

 

いいじゃん、汗かかない人間になれて、ラッキー!!

なんて、考えていたら大間違いですよ!!

 

汗腺の機能で汗をかき、その汗の気化熱によって、体温を一定の間に収めようとするのが人間の恒温動物としての素晴らしさであり、進化の証です。

 

では、もし汗腺の機能が退化したら、これはもう恒温動物ではなくて、変温動物になってしまいます。

変温動物というのは、周りの温度に影響を受けて温度が上下する動物です。その代表的になのが、ヘビやカエルです。

 

いわゆる爬虫類は、変温動物なのです。

ヘビやカエルのような汗をかかない人間、変温人間になってしまうとどうなるでしょう。

 

一生死ぬまで、一定温度の温室のような管理された部屋に、引きこもって人生を送るならかまいませんが、普通に考えたらそんな生活は無理です。

 

周りの環境温度に左右される体温の人間。たとえば、熱中症なんかにはすぐなります。毎年多くの方が救急車で病院へ行き、最悪の場合、命を落としています。

変温人間になるともっと簡単に熱中症になって命が危険になります。

 

変温人間になってしまうと、たいていは基礎体温も低めになります。

 

とくに、代謝が盛んな時期の子供の基礎体温は、36℃は超えていたいのですが、低温児の多くの子供は35℃代です。

 

「なんだ、たった1℃?」とお思いですか?

いいえ、この1℃が実は、大いに問題なんです。

 

たとえば、基礎体温が35℃代の低体温の人が、38℃に体温が上がるというのは、基礎体温が37℃の人が40℃の熱を出すのと同じ状態です。

 

これは、猛暑といわれるような気温でなくても、低体温の人は熱中症になりかねないことを意味します。

これを、「隠れ熱中症」と呼んでる医師の方もします。

 

猛暑でもない気温でも、めまいがしたり、ひどい場合は意識を失ったりしてしまいます。

体温調節ができないと自律神経も狂ってきます。

体温調節ができない、変温人間、低体温人間になると、熱中症になりやすいことは、既にお話しましたが、その他にもからだに悪い影響があります。

 

その1つが、自律神経の乱れ、俗にいう「自律神経失調症」の症状です。

 

夏は暑いのが当たり前ですが、「冷房夏」では皮膚は、「夏じゃなくて冬?」と勘違いして、低温に対して反応するようになって、少し寒いと感じる刺激でも皮膚の血管が、必要以上に収縮してしまいます。

 

想像してください、猛暑の炎天下を歩いて汗をかいていた人が、オフィスに戻ります。すると、すごく部屋は冷えていました。暑かった外では、血管が広がって汗を汗腺からたくさん出して、体温を調節しようといていたのに、急に5℃以上冷えた場所に移った為に今度は、血管が急いで収縮を始めます。

 

そんな、悪循環を毎日何日も続ければ、汗や血管をコントロールしている自律神経が狂ってしまうことは、医師や治療家でなくても分かっていただけると思います。

 

また、こういった環境は、さらに進むと二次障害として、心筋梗塞や脳卒中といった深刻な血管性の疾患にもつながります。

さらに、内蔵のなかで一番冷えに弱いのは、腎臓です。

 

低体温や冷えが原因で、血行が悪くなり細胞の代謝も低下して、腎臓の働きが弱まり尿の出が悪くなって、尿路結石などを引き起こすリスクが高まることがあるのです。

冷房夏で自律神経が狂ってしまったら

冷房病で自律神経が乱れると、頭痛、肩こり、しびれ、動悸、のぼせ、胃痛、腰痛、吐き気、下痢、便秘、生理痛、生理不順など不定愁訴、不快症状の一部もしくは複数が発症してきます。

 

では、そうゆう患者さんに対して、私はどうゆう治療をして症状を改善させていくのか?

 

まずは、自律神経を、良導絡自律神経調整療法によって調べます。

 

東洋医学では、人のからだは様々な経脈(ツボの流れ)によって、健康を保たれている。という考え方があります。

 

この良導絡自律神経調整療法で、どの経脈の自律神経が乱れているかがわかります。

 

そしてその乱れた経脈の自律神経のせいで、〇〇な症状が出ています。とわかるので、その経脈の自律神経を調整していくことで症状を治していきます。

 

次に冷え性や冷房病に有効なのが、岩盤浴&遠赤外ドームベッドです。

 

 

当院の岩盤はトルマリン、ラジウム、ゲルマニュウム鉱石を使っています。これらの岩盤から発する遠赤外線がからだを芯から温めます。

 

「この暑いのに、岩盤浴?」と思われるかもしれませんが、ご利用している患者さんは「外の暑さと違って、からだの中から温まる感じがいい」と評判です。

 

これは、遠赤外線というのは、振動エネルギーによって細胞の分子を動かす摩擦熱がからだを内部から温める効果があるからです。

 

岩盤浴の遠赤外線効果で、冷えに慣れたからだを元に戻して、乱れた自律神経を良導絡自律神経調整療法でしっかり調べて調整することによって、不快だった自律神経の不調の症状を治していくのが、当院の治療法です。

~薬に頼らない健康なからだを目指す~
自律神経専門治療院
ユナイテッド治療院 院長 市原 祐之
〒206-0031
東京都多摩市豊ケ丘1-61-1

ターマ・サンゴ3F
電話 0120-3739-77

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同じ症状で悩むお客さまの声

冷え、むくみ、肌荒れの体質改善ができました!

Q、当院に来られた時のお悩み、症状はどのようなものですか?

A、体質改善、冷え・むくみ・肌荒れが気になっていました。

 

Q、通院されて、お悩みの症状はどのようになりましたか?

A、治療を受けていくと、以前に比べ体が軽くなり、少しずつ代謝が上がっていきました。

悩みだった肌荒れも良くなりました。

 

Q、同じような症状でお悩みの方に、メッセージをお願いします。

A、私は丁寧で腕の良い先生に出会え、やっと体質が変わるかもしれない希望がわきました。

 

 

34歳 女性 会社員

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

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冷え症

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